ご法の習学
教えに照らし、自分を振り返る
教えに照らし、自分を振り返る
仏道を歩む
基本信行の一つとしてあげられている「ご法の習学(しゅうがく)」とは、仏さまの教えを正しく会得し、それを自分の日常生活と照らし合わせて考え、このことを絶えず繰り返すことです。
つまり「仏道を歩む」ということにほかなりません。
「仏さまの教えを正しく会得する」ということは、仏さまの願いをつかむ、いつも合掌・礼拝を心がける、思いやりの心をもち続けるという、仏教徒として中心となる行いです。
真理・法を見ていく姿勢
また、日ごろの読書や歌などで、仏教の教えと同じだと感じた経験はないでしょうか。それも「習学」の一つであり、いろいろな事柄の中に真理・法を見ていく姿勢が大切です。
しかし、常に合掌・礼拝を心がけていても、つい争いの心が湧き起こることもあります。それを教えに照らして、反省するべき点はなかったか、思い通りにしたいという自己中心の心で接していなかったかと振り返り、心を切り替えて前進していく。こうした繰り返しの中で、人格を高めることができるのです。