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導き・手どり・法座

人とかかわり、共に輝く

人とかかわり、共に輝く

導き・手どり

基本信行の一つ「導き・手どり・法座」の中で、導きは、他の人に仏さまの教えを伝え、信仰の道に入るように勧めることです。手どりは、サンガ(信仰の仲間)が教えを生活に生かし、喜びのある生き方ができるようにはたらきかけることといえます。どちらも、真理・法を身につけて頂くためのはたらきであり、私たち自身が相手を通して自分の生き方や教えを学ぶ機縁ともなります。
私たちは、家庭、職場、地域社会など、さまざまな人とのかかわりの中で生活しています。仏さまの教えを身につけ、真の幸せに至るための修行をする際も、人とのかかわりを抜きにしては考えられません。
導き・手どりは、人との出会いを重ねながら、私たち自身がよりよく変わっていく実践行なのです。
自分の喜びよりも、他の人が喜んでくださる時の方がうれしいと感じるのは、私たちが仏さまと同じ願い、仏性(ぶっしょう)を心の奥に宿しているからです。「相手の幸せ」を心から願う中で、私たち自身の心田(しんでん)が耕され、仏さまと同じ願いに気づかされるのです。

法座

法座は信仰の仲間が集まって、仏さまの教えに基づくものの見方や行動を、お互いが学び合い、共感し、磨き合い、向上し合う場です。
法座は立正佼成会の「いのち」といわれ、大切な基本信行の一つです。社会的な地位などに関係なく、皆が心を一つにして、悩みや苦しみ、あるいは喜びなど自分の内面を語り、共感し合います。そして、その中に教えられている仏さまの願いに気づいていきます。
具体的には、法座主(ほうざしゅ)と呼ばれるリーダーと、悩みを抱える人との対話がなされ、また他の人が自身の受けとめ方を話すという会話が展開されます。そこで大切なことは、法座に参加することによって、悩み苦しみの解決とともに、生きる勇気と人生の指針を学ぶことです。
また、多くの人の話を聴くことによって人間としての生きがいを発見することができます。